こどもの日焼け止めについて
こどもも積極的に日焼け止めを使用した方がよいです。
日焼け止めは、普段用とレジャー用2種類用意し、普段の生活では、SPFやPAが低くても、肌に優しく洗うと取り除くことが簡単な物を2時間毎などこまめに使ってあげてください
レジャーに出かけるときは、 SPFが50、PA+++くらいに高く、水遊びしてもおちにくいようにウォータープルーフが入ったものを使いましょう
子どもはプールにでかけたり、外遊びしたりと外出する機会も多いため、18歳までに生涯紫外線量の50%を浴びるといわれています
子どものころの日焼けはそのときの皮膚の炎症だけでなく、遠い将来の皮膚の状態にもかなり影響をもたらすため、しっかり日焼け予防して、お子さんの皮膚をまもってあげてください。
日焼け止めを使い分けながら、夏の間、長く使ってあげることが大事でしょう
日常用(長時間、外出しないとき)
肌にやさしいことを考えると、SPF(20~30)、PA(+~++)くらいの低さでもよいと考えます。ぬりやすく、取り除きやすく、価格でも購入しやすい物をくりかえし塗るのがよいです。適量をしっかり使い、できれば2時間おきに塗ったりして、夜はしっかり洗い落としてあげてください
レジャー用
お出かけして、長時間、日光に浴びるときは、しっかり予防してあげることが大事なため、白くなっても、SPFが50、PA+++くらいに高く、水遊びしてもおちにくいようにウォータープルーフが入ったものを使いましょう。SPFが高いものは長時間にわたり効果が期待できますが、日差しがつよかったり、汗をよくかいたりして落ちることも考えるとそれほど長時間もちません。2~3時間毎にぬってあげてください
ただし、しっかり洗い落とさないと落ちにくく、皮膚には負担になるので、夜はしっかり洗ってあげてください
日焼け止め以外で日光を効果的に防ぐヒント
なるべく日陰にいる。特に、日差しの最も強い午前10時から午後2時の間は注意する
長袖シャツ、長ズボン、つばの広い帽子、サングラスなど、防御に役立つ衣服を着用する
水辺や砂地、雪上などは紫外線が反射増強しやすいため、特に注意する
あかみやかゆみがつよくなるときは、クリニックを受診してください。状態により保湿剤やステロイドを処方します。