とびひ(伝染性膿痂疹)について
とびひができれば、泡立てた石けんで1日1回洗ってください
汗を大量にかいた場合は、シャワーで洗い流してください(石けんは1日1回のみ)
登園やプールは、とびひが全て「かさぶた」になれば可能です。まだ湿っている場合は、衣服で隠れていれば登園可能ですが、プールはできません
とびひについて
とびひは、皮膚の細菌感染症で黄色ブドウ球菌または化膿性レンサ球菌により発症します
虫さされやあせも、アトピー性皮膚炎の湿疹部をかきむしる(指の細菌が傷口に侵入)又は、他のとびひの子どもの皮膚と接触することにより発症します
顔や手足などの露出部に水疱で始まり、すぐに破れて、周囲や別の場所にうつっていきます
治癒するときは乾燥し、かさぶたとなり、かさぶたがとれて治っていきます
急にひろがり厚いかさぶたをつくり熱や喉の痛みなどをともなう場合もあります
ホームケア
とびひの部分を泡立てた石けんであらい、シャワーで流してください
爪や指先の細菌から他の部位にうつります。爪は短くして、1日に何回も石けんを使って手を洗うようにしましょう
ふだんから虫さされやあせもを掻きむしらないうちに治し、アトピーもかゆみが強いときは積極的に治療する
絆創膏は粘着力がつよく、余計に細菌が繁殖することがありますので、貼らないようにしましょう (よく触る場合は、衣服で隠すか、大きめのガーゼにゆるいテープを貼ってください)
治療
狭い範囲であれば、抗生剤の軟膏をぬります。湿疹がある場合、かゆみが強い場合は、かゆみ止めの飲み薬やステロイド軟膏を併用します
広範囲の場合は抗生剤を4~7日くらい状態により使用します。
登園・登校
水ぶくれや「じゅくじゅく」したところが広くなく、服などで覆われていれば登園登校は可能ですが、プールや水遊び、外で汗をかく遊びはやめましょう
プールはとびひの部分が全て乾いて、かたい「かさぶた」になれば可能です
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江
院長 高松昌徳