みずぼうそう(水痘)について
みずぼうそうは、空気感染をするウイルス感染で、2週間程度の潜伏期のあとにぶつぶつがでます。
最初は2~3個のものが、1日で10個からときにはかなりの多数に増え、ぶつぶつの先端が水ぶくれとなり、破れます。
最終的に破れたあと「かさぶた」ができて、治っていきますが、最初の3日程度は新しい発疹ができて、「かさぶた」のできた古い物と新しい物が混じります。
全てが「かさぶた」になれば、治癒ですが、それまでに約1週間かかります
あまり熱もでず、元気な事が多い疾患ですが、かゆみで、発疹を掻きむしり、そこから細菌がはいり「とびひ」になることが問題になります。
カチリ(白い塗り薬)は水疱の乾燥を早めて「とびひ」などを予防する目的で処方します。乾燥すれば、塗らなくてかまいません。
お風呂にはいって、石けんを使いかるく洗い、清潔に保つことが大事ですが、熱いお風呂に入ったり、長く入るとかゆみがつよくなるため避けてください。
【登園・登校許可について】
感染した場合は、「すべての発疹がきれいにかさぶたになるまで」=大体1週間は自宅で過ごしていただく必要があります。
登園許可書を希望される場合は、発疹が出始めて約1週間を目安に全てが「かさぶた」になった時点で受診してください。赤みがつよく残っている場合は、許可書を発行できないことがあります。
※現在、3歳未満のお子さんは水痘(みずぼうそう)ワクチンは定期接種となっており、2回接種が無料で可能です。そのため、みずぼうそうのお子さんは激減していますが、今後、高年齢で罹っていない方でワクチンを未接種または1回しか接種していない方での流行も考えられます。
これまで みずぼうそう に罹っておらず、ワクチンを未接種または1回しか接種していない方は、自己負担になりますが、ぜひ水痘ワクチン接種をすることをお勧めいたします。
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江
院長 高松昌徳