どうしよう嘔吐(おうと) ~あわてないために~
嘔吐(おうと)は、急に発症しやすく、ご家族が心配される病気の代表的な症状です。
■ 大きな病院への救急受診が必要な嘔吐と症状
1歳前後で腸重積(ちょうじゅうせき)という病気があります。また、低血糖や強い脱水症を起こすと、更に口から水分を摂取することが困難になります。これらが疑われる時は大きな病院への救急受診をすすめます。
①腸重積を疑うポイント
不機嫌で少し泣くものの、長泣きせずにぐったりしている
②低血糖を疑うポイント
ぼんやりしていて、反応がかなり鈍い
③強い脱水症を疑うポイント
ぼんやりして元気がない/機嫌が悪くて何をしてもぐずって仕方がない/顔色が青白い/目がくぼんでいる
不機嫌で少し泣くものの、長泣きせずにぐったりしている
②低血糖を疑うポイント
ぼんやりしていて、反応がかなり鈍い
③強い脱水症を疑うポイント
ぼんやりして元気がない/機嫌が悪くて何をしてもぐずって仕方がない/顔色が青白い/目がくぼんでいる
■ 嘔吐時の水分補給について
嘔吐した際の対応ポイントを3つ挙げておきます。
①吐いた後、すぐには何も与えずに1~2時間ほど様子を見て大丈夫そうなら水分を少量ずつあげてください。
②スプーン1杯程度の少量から開始して、5~15分くらいあけて少しずつ増量してあげてください。
決して、(嘔いてなくても)すぐにたくさんの水分をあげないようにしてください。
③水分は、塩分を含んだ飲料水のOS1や味噌汁の上澄みなどを少量ずつあげてください。
※市販のスポーツ飲料は塩分含有量が少ないため、嘔吐初期にはふさわしくありません。
※OS1などがない場合は、500mlのペットボトルの水に1グラム(ティースプーン4分の1杯程度)の塩を入れ、角砂糖とレモンを数滴お好みでいれると飲みやすくなります。
②スプーン1杯程度の少量から開始して、5~15分くらいあけて少しずつ増量してあげてください。
決して、(嘔いてなくても)すぐにたくさんの水分をあげないようにしてください。
③水分は、塩分を含んだ飲料水のOS1や味噌汁の上澄みなどを少量ずつあげてください。
※市販のスポーツ飲料は塩分含有量が少ないため、嘔吐初期にはふさわしくありません。
※OS1などがない場合は、500mlのペットボトルの水に1グラム(ティースプーン4分の1杯程度)の塩を入れ、角砂糖とレモンを数滴お好みでいれると飲みやすくなります。
■ 嘔吐時のご家族の対応
胃腸炎は子どもが発症するとお父さん、お母さんまで罹って(かかって)しまうことがよくあります。家庭でできる感染予防の対応を4つ挙げておきます。
①先ずは手洗いです。特に、排便後や調理や食事の前には石けんと流水で十分に手を洗ってください。
②マスクをしましょう。その際に手を口に持っていかないように注意して下さい。
③便や嘔吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスクを使用し処理後は石けんと流水で十分に手を洗ってください。
④ウイルスを除菌するには、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)が有効で、これを0.1%(500mlのペットボトル1本の水にキャップ゚2杯)に薄めて、トイレのドアノブや手すりなど、色んな人が触れる場所の消毒をしてください。
②マスクをしましょう。その際に手を口に持っていかないように注意して下さい。
③便や嘔吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスクを使用し処理後は石けんと流水で十分に手を洗ってください。
④ウイルスを除菌するには、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)が有効で、これを0.1%(500mlのペットボトル1本の水にキャップ゚2杯)に薄めて、トイレのドアノブや手すりなど、色んな人が触れる場所の消毒をしてください。
■ 嘔吐後の対応について
①吐いた時は、縦抱きにして静かに背中をさすってあげてください。ただし、このとき体を揺らすと吐き気が増すので抱っこしたらあまり動かさないでください。
②吐いたものがついた衣服はすぐに着替えをして、においを残さないようにしてください。また、同時に口の周りについた物もきれいにしてあげてください。
③吐いた後や吐いている頃から発熱がみられることは多くありますが、通常の胃腸炎の多くは嘔吐や熱は1日で治まることが多いです。何日も熱がつづいたり、嘔吐がおさまらないときは別の疾患を考える必要もあります。
④吐くのがおさまり、水分もある程度とれるようになれば、食事を開始してください。食事を食べ始めると下痢をするようになることが多くみられます。食事は、消化吸収の良い、おかゆ、野菜スープ、煮込みうどん(短く刻む)等を少量ずつゆっくり食べさせあげてください。
②吐いたものがついた衣服はすぐに着替えをして、においを残さないようにしてください。また、同時に口の周りについた物もきれいにしてあげてください。
③吐いた後や吐いている頃から発熱がみられることは多くありますが、通常の胃腸炎の多くは嘔吐や熱は1日で治まることが多いです。何日も熱がつづいたり、嘔吐がおさまらないときは別の疾患を考える必要もあります。
④吐くのがおさまり、水分もある程度とれるようになれば、食事を開始してください。食事を食べ始めると下痢をするようになることが多くみられます。食事は、消化吸収の良い、おかゆ、野菜スープ、煮込みうどん(短く刻む)等を少量ずつゆっくり食べさせあげてください。
* 下痢の時に控えたい食べ物
・ 脂っこい料理や糖分を多く含む料理やお菓子
・ 香辛料の多い料理や食物繊維を多く含む食事
控えた方が良い食べ物の例
ジュース、アイスクリーム、牛乳、ヨーグルト、肉、脂肪分の多い魚 芋、ごぼう、海草、豆類、乾物、カステラなど
M’s(エムズ)こどもクリニック瑞江
院長 高松昌徳
こどもが1歳時のとき、よく吐いていました。嘔吐は、トイレでやれないし、バケツでも受け止められません・・・。気分悪そうにしているのがかわいそうで、水を飲ませると結局何度も吐く羽目に。ベッドや畳に吐かれると、こどもの対応を優先するので、その後の掃除や洗濯がとても大変でした。我が家では、ゴミ袋2つをガムテープで止めて床に広く敷き、そこに吐かせるようにしました。これだと後片付けも楽です。
(都内38歳女性)